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2007年7月 5日 (木)

後悔

先日、いやな光景を目にした…車内暴力。

仕事帰りの通勤電車の中。

疲れてiPodを聴きながら目を閉じて座っていた。

途中駅で目を開けた時に、ちょっと柄の悪そうなおじさんが
乗り込んで来たのは目に入っていた。

再び目を閉じて音楽を聴いていたら、すぐ近くで学生らしき男女の声。

しかし、女性がなんだかやたら元気。

男に向かって「私、人類好きだから、人には興味あるよー!」みたいな訳の分からない事を興奮したような大きな声で話していた。

うるさいなーと思いながらも聞き流していた。

しばらくすると…。来たみたいだ、あの男。

「ここはオマエの家ではないんだから大きな声で話すな!」というような事を女の子に向かって説教。

女の子は、はい…、はい…と聞いている様子。

そのうち男は次で降りろと言い出したみたいだ。

おいおい、もうおとなしくなったのだから、
そこまで言うことはないだろう~と思ったが、執拗に降りろと言っている。

連れの男はそばに立っているだけ。

女の子は黙って聞いている。

男は、謝らないのが気に入らないのだろう。

いや、それとも単にイチャモン付けたいだけなのか。
 

いきなり、ドスンとドアに何かがぶつかる音が聞こえた。

目を開けて見ると、女の子の姿が見えない。

近くの乗客が数人集まってきて男を抑えている。

「おい!女の子に手を出しちゃだめだろ!」

おいおい、女の子を殴ってしまったらしい。

女の子は顔を押さえてうずくまっていた。

次の停車駅で男は引きづり降ろされ、
女の子は連れの男の子と乗客一人に連れられ顔を押さえたまま一緒に降りていった。
 

初めて見る(聞く)光景だった。

ああなる前に自分で何か出来たのではないか?

ものすごく嫌な気分だった。自分を責めた。

そんな思いがずっと強く心に残ってきた。
 

あれから、かれこれ一ヶ月ほど経つが、
あれ以来見て見ぬふりという事ができなくなった。

大きなスーツケースを重たそうに段差を越えている女性がいれば躊躇無く近づき手を貸し、駅の階段を踏み外して転んでしまった男の子がいれば周りの人と一緒に声をかけ、不自由な足で横断歩道を渡っているおばあさんがいれば、車が近づいてこない事を確認しながら渡り終えられるのを見守ったり。

とにかく後悔したくない。
あの嫌な気持ちはもう味わいたくない。

人のためというより、自分で嫌な思いを残さないためになんだが…。

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