焼き付いたあの日の事
もう触れるのはやめようと思っていた。
今日は純粋に試合の写真をアップしようと思っていた。
しかし、…離れないんだ。
水風船やペットボトルが大きな弧を描いて飛んでいる様子が、脳裏から。
良く耐えている、そう感じた。
試合開始前から、ハーフタイム中にも行われていた彼らの執拗(異常)な挑発行為。
どうして警備員は止めないんだ。どうして他のガンバサポは止めないんだ。
どうして…、どうして…。そう思いながら…見ていた。
怖かった事だろう。試合観戦どころではなかったはず。
水風船が直撃してびしょ濡れになる人たち。
怪我をした子供。
危険を感じ途中で席を立つ老夫婦。
怖くて泣き出す子供…。
そんな様子が後日伝えられてきた。まるで地獄絵では?
主審の誤審?
あったね、そんな事も。
試合終了直後のピッチ中央でのガンバの円陣?
あー、思いっきりブーイングしてやった。
負けた?
そういえば、そうだったね。
僕たちは僕たちなりに応援していた。
南のゴール裏で耐えている人たちの分まで一緒に。
スタジアム全体が俺たちの浦和を(純粋に)応援という形で彼らの行動を非難していたようにも見えた。
あんなサポが付いている相手になんて負けられるかよ。
みんな耐えていた。そして、南の皆よ辛抱してくれと。
ほんとに良く耐えたと思う。
子供や友人や仲間達が恐怖に怯え、怪我までさせられている中を。
でも、あれは限度を超えていた。
そして矛先はピッチにいる浦和の選手にまで向けられた。
ここまでだった…ように見えた。
大切な仲間はまだ自分達でなんとか守れる。
しかし、ピッチにいる選手に対してはスタンドからでは、それはできない。
そこで、自らの手で止めに行くしかなくなったのだと僕は思っている。
いけない事だとは分かっている。
しかし、体は動いていたのだと思う。
翌日ガンバから、そしてレッズから報告と謝罪がそれぞれのサイトで公開された。
当日一緒に参戦していた小四の男子。
母親から両クラブの謝罪を全文読んでもらった。
聞き終わったサッカー少年の彼は一言…「ガンバは本当にそう思っているの?」と母親を見上げた。
その話を聞いた時、見せたくない物を見せてしまった。そう思った。
浦和側が感じた恐怖を試合後はガンバ側にも感じさせてしまった事はとても残念だ。
そして理由はなんであれ大阪から来てくれた人たちを長時間閉じ込めてしまった事も。
これらもあってはいけない事だ。
いろいろな事を考えさせられることになった5月17日だった。
見たくなかったが、現地にいて良かったと思っている。
あの様子は報道では伝わらない。また正確に伝えようともされていない。
でも、もう見たくない。起きてはいけない。
サッカーは楽しいものだ。めちゃくちゃ楽しいものだ。
We love soccer!
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